マナツノヨノユメ。

身辺整理をし、新しい気持ちで何とか持ち堪えた6月。

歳をとると1日の時間があっという間に過ぎてゆく。

徒然なるがまま気がつくと梅雨も過ぎ去ろうとしている。

 あゝ、紫陽花が綺麗な花を咲かせているなと思っていると

国道淵には既に向日葵がこちらを向いてニンマリと笑っているではないか。

 ここ最近出会った若い青年がいる。

自分の息子ほど歳も離れているのだが、実に素敵な青年なのだ。

ふと思うに彼と同世代の友人たちからすると全くと言っていいくらい感性が違うのではないかと。

深く話を聞いた訳ではないが、自分の若かった頃に幾つか似ている側面も持っている。

謙虚で賢くてそして誰からも愛されて技術、実力もあり全てにおいて完璧である。

ただ、不器用なのだ。

自分という仮面を被り、夢希望を捨てて彷徨っている風なのだ。

実に勿体ない。

自分の好きに生きればいいのに。

自分がやりたいことをすればいいのに。

籠の中のカナリアが何時羽ばたくかその時まで見守ることにしよう。

そんな、暑い7月の夜。

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